大学生の投資は意味ない!? その判断、早すぎます！

店長としてアルバイトの大学生と雑談するなかで、こんなやり取りをしたことがあります。

「いま自分が大学生に戻れたら絶対投資をはじめるのに～！」

という思いからこの記事を書いています。

この記事では、以下のことが分かります！

大学生の投資に意味がある理由

大学生の投資に意味がある理由は以下の4つ！

順番に説明していきます！

①時間がある

まず大学生は、社会人よりも時間に余裕があります！

「時間がある」には2つの意味があります。

投資を学ぶ時間がある

社会人になると、仕事や付き合いなど拘束される時間が多くなります…

ですが、大学生の期間であればある程度まとまって投資について学ぶ時間を確保できます。

投資を始める前に、投資の仕組みやリスクについて十分に理解しておくことが大切。

そのためには、書籍やWebサイト、YouTubeなどを利用して、投資について学ぶ時間が必要です。

大学生は、社会人よりも時間に余裕があるため、投資についてじっくりと学ぶことができます!

時間を味方につけた投資（複利効果）

投資は長期的に運用することで、複利効果で資産を効率的に増やすことができるんです。

複利とは、運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法です。 複利では利益が利益を生むため、運用期間が長くなるほど発生する利益の金額が大きくなります。

三菱UFJ銀行

この複利効果が、大学生から投資を始めるべき最大の理由・メリットです！

長期投資をする上で早く始めた方が、より多くの利益を得られます！

ぼくが後悔してることランキング上位に「もっと早く投資を始めていれば」はランクインします。

～以下妄想です～

仮に18才から36才の18年間以下の条件で投資します。

・毎月10,000円を積立投資

・年利3%

元本2,160,000円に対し積立金額は約2,860,000円、運用収益700,000円

しかもこの積立が配当金がでるなら年間8万円の配当金！

毎月10,000円を自動で積み立ててほったらかしてくだけで、お金を運んできてくれるなんて！

～ここまで妄想～

アルバイト代から月1万円を毎月積み立てるだけで、いまの自分はもっと生活に余裕があったはずです。

月1万円と言わず、余裕があれば更に投資に回せば年間20万、30万の配当金も現実的です。

新卒の初任給1カ月分、働かずとももらえるなんてたまりません。

みなさんには、そんな余裕のある生活になってほしい。

②自分のためにお金を使える

大学生のあいだで、以下のお金が必要になるヒトは少ないとおもいます。

これらの巨大な出費は大学生のあいだは無縁な人が多いはず！

自分の出費を管理して、投資の種銭にすることができます。

③経済・金融の勉強になる

投資は、経済や金融の仕組みを学ぶのに最適な方法です。

株式や債券などの金融商品の知識や、経済の動きについて理解することができます。

経済新聞やニュース、しっかりよんでる大学生ってどれくらいいるんでしょう？

少なくとも自分が大学生の時は、朝の駅で日本経済新聞を買って、結局１面しか読まず捨てていた気がします…

自分が投資している企業のことや業界のことであれば、どうしても興味を持つようになります。

その結果、企業や業界の仕組みなどに詳しくなれば就活の企業研究にも役立つと思いませんか？？

④マネーリテラシーが高まる

金融リテラシーとは、お金や金融に関する知識や理解力です。

投資を学ぶと、詐欺のあやしい臭いを嗅ぎ分けることができるようになります。

たとえば、高配当株とよばれる株式でも、配当利回りは3％～4％ほど。

※配当利回り（％）＝１株当たりの年間配当金額÷１株購入価格×100

この事実をしっていれば、

「100万円の投資で年間20％以上のリターンをもらえます！」

みたいなあやしい商材には見向きもしませんよね？

そんな商材が存在していれば、だれも株式投資なんかやらないはずです。

自分が詐欺にダマされない、防御力をあげることにも投資は役立ちます！

大学生の投資が意味ないといわれる理由

そもそも、なぜ大学生の投資は意味ないと言われるのでしょうか？
理由は以下の３つだと考えられますね。

①学業に専念しろ

学生の本分は学業！

もちろんその通りです。

学業がおろそかになるとしたら、株価の上がり下がりが気になってしまうからでしょう。

短期的な利益を目標にすると気になってしょうがない

学業に支障をきたさない投資手法を選びましょう。

積立投資を設定して、毎月自動で積立てるしくみがあれば、たま～にチェックするくらいです。

逆に支障をきたすような投資手法は避けましょう。

たとえばデイトレードは一日の値動きで売買を行うので株価チャートが気になってしまうでしょう…

②投資はリスクがある

もちろんリスクはあります。

価格変動のリスクもありますし、自分の感情をコントロールできず一時の感情で売り買いしてしまうリスクもあります。

ただ、投資をせず現金だけを持ち続けていることも非常にリスクのある行為です。

たとえば100万円の現金を投資せず、家のタンスに10年間おいておくとします。

10年後、日本は物価が10％上昇し、昔は100万円で買えていたものが110万円に値上がりしています。

しかし、タンスに入っているのは10年間変わらない100万円…絶対に増えることはない100万円ですね。

投資していた場合を考えてみましょう。

年利3％の投資信託を100万円購入。

10年間の平均の利率も3％と仮定した場合。

10年後には複利のチカラも働き、約130万円になります。

重要なのは、現金や投資の比率のバランスを考えること。

どちらにもリスクはあるのですから。

③少額投資では大きな利益はでない

これもその通り。

「短期的な」大きな利益を狙うには、少額投資は向いていません。

コツコツと積み立てて、雪だるま式に資産が増えていくのは「長期的な」利益を狙っての投資です。

ただ、

投資の経験をローリスクで得られることは、金額以上に大きなメリットです。

株価の値動きに一喜一憂しないメンタルであったり、株価の見方や企業の業績を見るチカラは大きな利益といえます。

それらを経験しているウチに、社会人になり出世や転職するなどで収入があがる。

収入が上がったら、今までの投資の経験を活かして投資する額をふやすといいと思います。

大学生が投資を始めるときの注意点

じっさいに大学生が投資を始める際、注意してほしいのは以下の3つです。

①まずは少額でスタートしよう

まずは1,000円くらいの少額からスタートしてみましょう。

投資する、という行為に慣れていくことが重要。

本当に最初は「投資に慣れる」ことを最大のミッションと認識しましょう！！

わけもわからずとりあえず手持資金の10万円を一つの銘柄につっこむ！のはハイリスクなのでやめましょう。

SBI証券であれば、少額の単元未満株に投資できます。

1株500円以下の株式もあるのでぜひチャレンジしてみてください。

②長期での運用を目指す

長期での運用を目指すべき理由は３つ

時間と手間のムダ

短期の運用では、頻繁に売買を行う必要があります。

そしてそのためには、長い時間をかけて値動きなどに気を配る必要があります。

学生は学業、バイト、サークルやゼミなど社会人とはまた違う忙しさがあるので、ほったらかしで大丈夫な長期での投資手法を選びましょう！

感情的な判断で損失を出す

たとえば、株式市場では、短期的な値下がりが発生することがあります。

このような場合、焦って売却してしまうと、その後の値上がりに乗り遅れ、損失を出す可能性があります

長期の運用を心掛けて、基本は株価チャートをみない！くらいの気持ちでいる方がいいかと思います。

手数料や税金の負担が大きい

売買の度に手数料や税金がかかります。

売買手数料は、証券会社によっては無料の会社もあります

しかし売却するさいには約20％もの税金がかかってしまいます。

長期で運用を行えば売却する機会は少ないため余計な税金を払う必要がないですね！

③生活資金や学費には手をださない

これは絶対に約束してほしいことですね。

「もっと多くのお金を投資にまわして、資産形成を加速させたい！」

そう思うことは良いことだと思いますが、生活や大学生活が破綻してしまっては元も子もないですよね。

自分でアルバイトなどで稼いだお金や、生活をやりくりして作り出したお金を投資に回しましょうね！！

アルバイトも適度に頑張ってお店を助けて！店長としての本音

まとめ　大学生から投資は意味ある！

正直、悩んでいるヒマがあったら、すぐに証券口座開設して長期での投資をはじめてほしいです！

今ぼくが大学時代に戻れたらそうします。

それが将来あなたの助けになるはず。

この記事が少しでもみなさんの背中を押せたなら幸いです！